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FXの市場時間とは|最適なトレード時間帯と避けるべきタイミングを徹底解説

2023年01月11日 公開 
2025年06月24日 更新
FXにオススメの時間帯とは|取引できる時間や市場時間ごとの特徴を解説
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FX(外国為替証拠金取引)は、その取引時間の長さから「いつ取引するのが最も有利なのか?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

実は、FX市場は時間帯によって参加する国や市場が異なり、値動きの活発さや特徴が大きく変わります。

この記事では、各国の市場が開く時間帯と値動きの特徴を詳しく解説し、あなたのライフスタイルや取引スタイルに合った最適な取引時間を見つけるお手伝いをします。各市場の特性を理解し、取引チャンスを最大化し、予期せぬ損失を回避するための知識を身につけましょう。

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【FX取引】時間帯で変わる市場の特徴と狙い目

FXの時間帯や、時間帯ごとの特徴について解説します。

FXが24時間取引可能な理由

FX(外国為替証拠金取引)は、月曜日早朝から土曜日早朝まで、基本的に24時間いつでも取引が可能です。これは、世界中に複数の外国為替市場が存在し、それぞれ時差があるため、常に世界のどこかの市場が開いている状態だからです。

例えば、東京市場が閉まる頃にロンドン市場が始まり、ロンドン市場が閉まる頃にニューヨーク市場が開く、というように、主要な市場が連鎖的に動いています。物理的な取引所があるわけではなく、インターネットなどを通じて世界中の金融機関や投資家が取引を行う仕組みのため、この24時間取引が実現しています。

FX取引ができない休場日と注意点

24時間取引可能なFXですが、取引ができない日も存在します。

  • 土曜日・日曜日: 世界の主要な外国為替市場の多くは週末に休場となります。多くのFX会社では、日本時間の土曜日午前6時〜7時頃から月曜日午前7時頃まで取引が停止します。
  • 元日: 世界共通の祝日である1月1日は、市場が休場となり取引はできません。
  • その他: クリスマスや年末年始などの祝祭日期間中は、市場参加者が減少し、取引量が低下したり、営業時間が短縮されたりする場合があります。特にクリスマスは、欧米市場が休場となることが多く、値動きが不安定になりやすい点に注意が必要です。

また、週末に大きな経済イベントが発生した場合、市場が閉まっている間でも為替レートは変動します。そのため、週明けの市場開始時に大きな値動き(窓開け)が発生するリスクもあります。週末にポジションを持ち越す場合は、このようなリスクも考慮しておきましょう。

各市場の活発な取引時間帯と値動きの特徴

FX市場は、取引が行われる主な都市の名前で呼ばれることがあります。それぞれの市場が開いている時間帯によって、値動きの活発さや特徴が異なります。

東京市場:アジア時間の値動きと狙い目

東京市場は、日本時間の午前8時頃から午後5時頃までを指し、この時間帯はアジア太平洋地域の市場参加者が中心となります。

一般的に、ロンドン市場やニューヨーク市場と比較すると値動きは穏やかな傾向がありますが、円を含む通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円など)の取引が活発になりやすいです。

狙い目としては、午前9時55分頃が挙げられます。この時間帯は、その日の基準となる為替レート(仲値)が決まるため、企業の決済需要などからドルが買われやすくなり、円安ドル高になる傾向が見られます。特に「ゴトー日」(5日、10日、15日など)は、日本企業によるドル購入が増えるため、より動きが出やすいと言われています。初心者の方や、大きな損失リスクを避けたい方には、比較的値動きが落ち着いているこの時間帯での取引がおすすめです。

ロンドン市場:ヨーロッパ時間の活発さと注意点

ロンドン市場は、日本時間の午後4時頃から翌日の午前2時頃までが主な取引時間帯で、ヨーロッパ地域の市場参加者が中心となります。

世界最大の外国為替市場であり、取引量の大部分を占めます。ユーロやポンドといった主要通貨の取引が非常に活発になり、東京市場が開いている時間帯から徐々に市場参加者が増え、値動きが大きくなる傾向があります。

狙い目と注意点としては、午後4時〜午後7時頃はロンドン市場が開場し、値動きが活発になる時間帯です。午後7時〜午後9時頃は、トレーダーが昼休憩に入るため一時的に値動きが落ち着くこともあります。

午後9時以降は、ニューヨーク市場が開場すると取引はさらに活発になり、欧州経済指標の発表などがあると大きく値が動くことがあります。この時間帯は利益を狙えるチャンスがある一方で、リスクも高まります。

ニューヨーク市場:世界の中心となる時間帯の重要性

ニューヨーク市場は、日本時間の夜9時頃(冬時間は10時頃)から翌日の早朝5時頃(冬時間は6時頃)までが主な取引時間帯で、北米地域の市場参加者が中心となります。

特にロンドン市場と取引時間帯が重なる夜間は、1日の中で最も取引量が集中し、値動きが活発になる時間帯です。米ドルを含む通貨ペアの取引が活発に行われ、アメリカの重要な経済指標(雇用統計、GDP、FOMC議事録など)の発表も多く、これらの発表時には為替レートが大きく変動することがあります。

狙い目と注意点としては、夜9時〜深夜0時頃(冬時間は10時〜1時頃)がロンドン市場との重複時間帯であり、最も取引が活発になります。大きなトレンドが発生しやすい時間帯でもあり、多くのトレーダーがこの時間帯を狙って取引を行います。

深夜2時頃(冬時間は3時頃)まで欧州の株式市場が終了するあたりまでは、活発な値動きが続くことが多いですが、深夜2時以降(冬時間は3時以降)は徐々に値動きが落ち着いてくる傾向があります。

市場の重複時間帯:取引チャンスを最大化する戦略

FX取引で最も利益を出しやすいと言われるのが、異なる市場の取引時間帯が重なる「クロスオーバータイム」です。

ロンドン市場とニューヨーク市場の重複時間帯(日本時間 夜9時〜深夜0時頃/冬時間は10時〜1時頃)は、世界のマーケットが最も活発になる時間帯で、取引量が多く、経済指標の発表も重なるため、大きな値動きが期待できます。トレンドフォロー戦略などで利益を狙いやすい時間帯と言えるでしょう。

また、東京市場とロンドン市場の重複時間帯(日本時間 午後4時〜午後5時頃)も、アジア時間とヨーロッパ時間の両方の市場参加者が取引に参加するため、値動きに一定の活発さが見られます。

これらの時間帯は、相場の変動が大きくなる傾向があるため、利益を狙えるチャンスが大きい反面、リスクも高まります。ご自身の取引スタイルやリスク許容度に合わせて、これらの時間帯を戦略的に活用することが大切です。

自分に合ったFX取引時間帯の見つけ方

FX取引は24時間可能ですが、全ての時間帯が取引に適しているわけではありません。ご自身のライフスタイルや、どのようなトレードをしたいかに合わせて、最適な時間帯を見つけることが重要です。

ライフスタイルに合わせた取引時間の選び方

日中忙しい会社員の方や、家事・育児で忙しい主婦の方でも、FX取引は可能です。

日中忙しい方には、夕食後や就寝前の時間帯(ロンドン市場後半〜ニューヨーク市場時間)を活用するのがおすすめです。この時間帯は市場が活発に動いているため、短時間で集中して取引ができます。

時間に比較的余裕のある方は、東京市場の落ち着いた時間帯や、ロンドン市場が開く夕方の時間帯などを中心に、自分のペースで取引を進めることも可能です。

大切なのは、無理なく続けられる時間帯を見つけることです。チャートをチェックしたり、取引を実行したりする時間を、生活の中に自然に取り込めるように工夫してみましょう。

値動きが活発な時間帯での取引チャンス

一般的に、市場参加者が多く、取引量が最も活発になるのは、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる日本時間の夜9時頃から深夜0時頃(冬時間は10時頃から1時頃)です。

この時間帯は、経済指標の発表も多く、大きな値動きが発生しやすいことから、積極的に利益を狙いたいトレーダーにとっては最もチャンスが大きい時間帯と言えます。

しかし、値動きが大きいということは、その分リスクも高まります。特に初心者の方は、この時間帯で取引する際は、事前にしっかりと情報収集を行い、リスク管理を徹底することが重要です。

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値動きが落ち着いた時間帯でのリスク回避

値動きが非常に穏やかな時間帯、例えば日本時間の早朝(午前6時〜午前8時頃)などは、市場参加者が少なく流動性が低くなりがちです。このような時間帯は、希望する価格で約定しにくかったり、スプレッド(売値と買値の差)が広がって取引コストが増加したりするリスクがあります。

また、少額の取引でも為替レートが大きく動いてしまう可能性もあるため、明確な取引戦略がない場合は、これらの時間帯での取引は避けた方が無難でしょう。無理に取引をせず、市場が活発になるのを待つのも賢い選択肢ですよ。

FX取引で損失を避けるための時間帯別注意点

FX取引では、利益を狙うだけでなく、損失を最小限に抑えることも非常に重要です。時間帯によって注意すべきポイントが異なりますので、しっかり確認しておきましょう。

サマータイム導入による取引時間の変更と対応

アメリカなどでは、夏時間(サマータイム)制度が導入されており、期間中は標準時間より時計が1時間進みます。これにより、FX市場の取引時間や経済指標の発表時間なども1時間早まります。

サマータイム期間は主に3月の第2日曜日〜11月の第1日曜日で、標準時間(冬時間)期間は主に11月の第1日曜日〜3月の第2日曜日です。

FX会社によって、この切り替え時期や具体的な取引時間が異なる場合があります。取引のチャンスを逃したり、誤った情報で取引したりしないよう、利用しているFX会社のウェブサイトなどで事前に確認しておくことが大切です。

経済指標発表時:値動きリスクと対策

政策金利の発表、雇用統計、GDPなどの重要な経済指標が発表される時間帯は、市場の値動きが非常に大きくなる傾向があります。

発表前は様子見ムードで値動きが小さくなることもありますが、発表直前は急な変動に注意が必要です。発表直後は、想定外の結果が出たり、市場の予想と大きく乖離したりすると、為替レートが急激に変動します。スプレッドも拡大しやすいため、短時間で大きな損失を被るリスクがあります。

対策としては、経済指標発表のタイミングは、FX会社の経済カレンダーなどで事前に確認できます。発表時刻が近づいたら、ポジションを持たないようにしたり、損切り(ストップロス)注文をあらかじめ設定しておいたりするなどのリスク管理策を講じましょう。経験豊富なトレーダーでも発表直前の取引を避けることがありますので、初心者の方は特に慎重になることをおすすめします。

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金曜日・月末取引の注意点と戦略

金曜日や月末は、普段とは異なる値動きになることがあります。

金曜日は、多くの投資家が週末にポジションを持ち越すリスクを避けるため、週末前にポジションを整理(決済)する傾向があります。そのため、金曜日の夕方以降は、思惑と異なる動きになることも少なくありません。また、毎月第一金曜日にはアメリカの雇用統計が発表されることが多く、この前後も相場が荒れやすい時期です。

月末は、機関投資家やファンドなどがポートフォリオのリバランス(保有資産の比率調整)を行うため、取引が活発になることがあります。これにより、急激な価格変動が起こりやすくなる場合があります。

戦略としては、週末のリスクを避けるために、金曜日の夜にはポジションを持たないようにするという考え方もあります。また、月末の取引は、特に大きな変動に注意が必要です。無理に取引せず、週明けや月初の落ち着いたタイミングを待つのも良いでしょう。

市場参加者が少ない時間帯の取引リスク

クリスマスや年末年始などの長期休暇期間、あるいは早朝など、市場参加者が少なくなる時間帯は、取引の流動性が低下します。

取引量が少ないと、希望する価格で注文が成立しにくくなります。また、スプレッドが大きく広がり、想定以上のコストがかかることがあります。さらに、少額の取引でも、予期せぬ方向への大きな値動きが発生しやすくなるため、リスクが高まります。

注意点として、市場参加者が少なくなる時間帯は、利益を狙うのが難しくなるだけでなく、思わぬ損失を抱えるリスクも高まります。特に大きなイベントがない限りは、このような時間帯の取引は控えるのが賢明です。

FX取引時間に関するよくある質問

ここでは、FXの取引時間に関するよくある疑問にお答えします。

FX取引で最も利益が出やすい時間帯はいつですか?

一般的に、ロンドン市場とニューヨーク市場が重複する日本時間の夜9時頃から深夜0時頃(冬時間は10時頃から1時頃)が、市場参加者が最も多く、取引量も活発になるため、大きな値動きが期待できる時間帯と言えます。この時間帯は経済指標の発表も集中するため、利益を狙うチャンスが大きいですが、その分リスクも高まりますので注意が必要です。

初心者におすすめの取引時間帯はありますか?

FX初心者の方には、値動きが比較的穏やかな東京市場の時間帯(日本時間の午前8時頃から午後5時頃)がおすすめです。特に、市場の参加者が増え始める午前9時〜10時頃を除けば、値動きは落ち着いている傾向があります。この時間帯であれば、落ち着いてチャートを分析したり、取引の練習をしたりしやすいでしょう。

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取引を避けるべき時間帯はありますか?

避けるべき時間帯としては、日本時間の早朝(午前6時〜午前8時頃)が挙げられます。この時間帯は市場参加者が少なく、流動性が低下するため、スプレッドが広がりやすく、思わぬコストがかかったり、少額の取引でも急な値動きが発生したりするリスクがあります。また、重要な経済指標発表時や、クリスマス・年末年始などの長期休暇期間も、値動きが予測しにくくなるため注意が必要です。

サマータイムの影響で取引時間はどう変わりますか?

サマータイム期間中は、アメリカなどの標準時間が1時間早まるため、FX取引の時間も通常より1時間早まります。例えば、通常は日本時間の夜9時から活発になるニューヨーク市場が、サマータイム期間中は夜8時から活発になる、といった具合です。FX会社によって具体的な取引時間が異なる場合があるため、必ず利用している会社の情報を確認するようにしましょう。

まとめ:FX取引時間帯を理解し、利益を最大化しよう

FX取引は、土日と元日を除けば原則24時間取引が可能ですが、時間帯によって市場の活発さや値動きの特徴が大きく異なります。特に、ロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯は最も活発で、大きな利益を狙えるチャンスがありますが、同時にリスクも高まります。

ご自身のライフスタイルに合わせて、東京市場の落ち着いた時間帯や、ロンドン市場が開く夕方の時間帯などを活用するのも良いでしょう。大切なのは、市場の特徴を理解し、リスク管理をしっかりと行いながら、ご自身に合った取引時間帯を見つけることです。

この記事で解説した各市場の時間帯や注意点を参考に、ぜひあなたのFX取引を成功させてくださいね。

著者
Runchaテクニカル分析チーム
チーム紹介ページ

日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト|4大監査法人出身者|TradingViewインジケーター開発者|EA開発者|

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監修者
山中康司

有限会社アセンダント

学歴: 慶應義塾大学卒業

著書: 『FXチャート分析マスターブック FX ボリンジャーバンド常勝のワザ』(2013年12月)

来歴: アメリカ銀行バイスプレジデント → 日興シティ信託銀行為替資金部次長を歴任。・金融コンサルティング会社アセンダント設立。金融リテラシー協会代表理事を務める。



所有者
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