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FX通貨ペアの選び方:初心者向けおすすめペアを徹底解説

2023年01月17日 公開 
2025年06月30日 更新
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FX(外国為替証拠金取引)に興味はあるけれど、数多くの通貨ペアの中からどれを選べば良いか分からず、最初の一歩を踏み出せないと感じていませんか?

「値動きの安定性や流動性って具体的に何を指すの?」「自分に最適な通貨ペアを見つけるための方法を知りたい」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、FX初心者の方が自信を持って通貨ペアを選び、リスクを抑えながら効率的に利益を狙うための知識を、分かりやすく解説します。適切な通貨ペア選びで、FX取引を楽しく、そして着実にスタートさせましょう!

FX初心者が知っておきたい通貨ペア選びの秘訣

通貨選びは、FXの成功率を左右する重要な要素です。

通貨ペア選びの重要性と基本を理解する

FX取引とは、異なる国の通貨を交換することで差益を狙う取引です。この「異なる国の通貨」の組み合わせを「通貨ペア」と呼びます。

選ぶ通貨ペアによって、値動きの傾向、リスクの大きさ、そして取引に関わるコストが大きく異なるため、その選択は非常に重要です。

例えば「米ドル/円(USD/JPY)」という通貨ペアの場合、左側の米ドルが「基軸通貨」、右側の日本円が「決済通貨」となり、この二つの通貨間の為替レートで取引が成立します。

メジャー通貨ペアとマイナー通貨ペアの基本知識

FXで取引される通貨ペアは、主に「メジャー通貨ペア」と「マイナー通貨ペア」に大別されます。それぞれの特徴を理解することで、ご自身に合った通貨ペアを見つけやすくなります。初心者のうちは、まずメジャー通貨ペアから知識を深めることをおすすめします。

メジャー通貨ペアとは:安定した値動きと高い流動性が魅力

米ドル、ユーロ、日本円、英ポンドといった、世界的に取引量が多く流動性が非常に高い主要国の通貨で構成されるペアがメジャー通貨ペアです。

例えば、「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」などがこれに該当します。メジャー通貨ペアは流動性が高いため、売値と買値の差である「スプレッド」が狭い傾向にあり、取引コストを抑えやすいという大きなメリットがあります。

また、経済情報も豊富で分析しやすく、値動きも比較的安定しているため、FX取引に慣れるための練習にも適しています。

マイナー通貨ペアとは:リスクを伴う可能性のある通貨

メジャー通貨ペア以外の国の通貨を含むペアがマイナー通貨ペアです。例えば、トルコリラ/円や南アフリカランド/円などが挙げられます。

マイナー通貨ペアは、取引量が少ないため流動性が低く、スプレッドが広くなる傾向があります。値動きも予測しにくく、初心者が安易に手を出すと大きなリスクを伴う可能性があるため、十分な注意が必要です。

ドルストレートとクロス円の理解

通貨ペアの見方として、「ドルストレート」と「クロス円」という用語も覚えておくと便利です。ドルストレートは、米ドルと他の通貨を組み合わせたペアを指し、「米ドル/円」や「ユーロ/米ドル」などがこれにあたります。

一方、クロス円は米ドルを介さずに、日本円と他の通貨を組み合わせたペアで、「ユーロ/円」や「ポンド/円」などが該当します。クロス円は、米ドル/円の相場を間接的に反映する傾向があるため、複数の通貨ペアの相関関係を理解する上で役立ちます。

通貨ペアの選び方:安定性と流動性を最優先に

FX初心者の方が通貨ペアを選ぶ際に、特に注目していただきたいのが「値動きの安定性」と「流動性の高さ」です。これらを理解し、重視することで、より安全で効率的なFX取引を目指せます。

値動きが安定している通貨ペアは、急激な価格変動による損失リスクを低減できます。FX取引にまだ慣れていない段階では、穏やかな値動きのペアを選ぶことで、落ち着いて取引に臨むことができるでしょう。

流動性が高い通貨ペアとは、多くの投資家が活発に取引しているペアのことです。流動性が高いと、希望する価格でスムーズに売買が成立しやすくなります。

反対に流動性が低いと、取引が成立しにくかったり、不利な価格で取引せざるを得ない状況が発生したりすることもあります。また、流動性が高いペアはスプレッドが狭くなる傾向があり、実質的な取引コストも抑えられるというメリットがあります。

初心者がメジャー通貨ペアを選ぶべき明確な理由

これまで解説してきた「値動きの安定性」と「流動性の高さ」という観点から、初心者の皆さんには「メジャー通貨ペア」を強くおすすめします。

メジャー通貨ペアは世界中で圧倒的に取引量が多く、値動きが安定しやすい傾向があります。また、経済指標や要人発言といった相場に影響を与える情報も豊富で、分析しやすいという利点があります。

例えば、米ドルやユーロ、日本円といった主要通貨に関する情報は、ニュースやインターネットで常に手に入りやすく、相場を動かす要因を理解しやすいでしょう。まずはメジャー通貨ペアで取引に慣れ、FXの感覚を掴んでいくのが賢明な選択と言えます。

初心者におすすめ!人気のFX通貨ペア3選

それでは、具体的に初心者さんにおすすめしたい人気の通貨ペアを3つご紹介します。どれも流動性が高く、情報も手に入れやすい通貨ペアばかりなので、安心して取引を始められるでしょう。

おすすめ①:安定感が魅力の米ドル/円(USD/JPY)

「米ドル/円(USD/JPY)」は、FX取引において最も人気が高く、取引量も世界トップクラスの通貨ペアです。私たち日本人にとって最も身近な通貨の組み合わせであり、為替レートのニュースなども理解しやすいでしょう。

世界中で活発に取引されているため流動性が非常に高く、急激な値動きが比較的少ない安定した傾向があります。また、アメリカの経済指標や金融政策に関する情報は常に豊富で、ニュースなどで簡単にチェックできるため、初心者の方でも分析しやすいのが大きな魅力です。

まずは米ドル/円からFXを始めるのが、王道かつ最も安心できる選択肢と言えます。この通貨ペアは、FXの口座開設を検討している多くの方に選ばれています。

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おすすめ②:適度な値動きが魅力のユーロ/円(EUR/JPY)

「ユーロ/円(EUR/JPY)」は、米ドル/円に次いで取引量の多い人気の通貨ペアです。ヨーロッパの共通通貨であるユーロと日本円の組み合わせで、こちらも日本人には馴染み深いですよね。

ユーロは米ドルに次ぐ「第二の基軸通貨」とも言われるほど、国際的な影響力が大きい通貨です。そのため、ユーロ/円も流動性が高く、スプレッドも狭い傾向にあります。

米ドル/円よりも、やや値動きが活発になる場面が多く見られますが、これはユーロ圏各国の経済状況や政治動向など、多くの要因が相場に影響を与えるためです。

この適度な値動きは、初心者さんでも利益を狙うチャンスを見つけやすいというメリットにもつながります。米ドル/円に慣れてきたら、次のステップとして挑戦してみるのも良いでしょう。

おすすめ③:世界の基軸通貨ペア、ユーロ/米ドル(EUR/USD)

「ユーロ/米ドル(EUR/USD)」は、世界で最も取引されている通貨ペアです。世界の基軸通貨である米ドルと、第二の基軸通貨であるユーロの組み合わせなので、取引量が非常に多く、流動性もずば抜けて高いのが特徴です。

この通貨ペアは、特定のトレンドが発生すると、そのトレンドが比較的長く続きやすい傾向があると言われています。そのため、トレンドに乗って取引する「順張り」という手法が初心者さんでも学びやすいかもしれません。

また、取引量が多いことから、スプレッドも非常に狭く設定されているFX会社が多いです。取引コストを抑えたい方には特におすすめの通貨ペアです。

主に、ニューヨーク時間やロンドン時間が活発な取引時間帯となり、その時間帯は特に値動きが活発になります。このペアは、FXにおける為替リスクを理解する上でも重要です。

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リスクを抑え、効率的に利益を狙う通貨ペア選び

FX取引で大切なのは、リスクを抑えながら、いかに効率的に利益を狙っていくかですよね。通貨ペア選びも、この視点を持つことが非常に重要になります。

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値動きの安定性とボラティリティのバランスが鍵

先ほど「値動きの安定性」が大切だとお話ししましたが、FXで利益を出すためには、ある程度の値動き(ボラティリティ)も必要になります。

ボラティリティとは、通貨ペアの価格がどれくらい変動するかを示す指標のことです。ボラティリティが全くないと、利益を出すチャンスも少なくなってしまいます。

初心者の皆さんにとって理想的なのは、「値動きが穏やかすぎず、かといって激しすぎない」通貨ペアです。つまり、適度なボラティリティがありながらも、極端な価格変動リスクが低い通貨ペアを選ぶことが、リスクを抑えつつ効率的に利益を狙う上でのポイントになります。

あまりにもボラティリティが高すぎる通貨ペアは、予測が難しく、少しの判断ミスが大きな損失につながりかねないので、避けるのが賢明でしょう。例えば、高金利通貨とされるトルコリラや南アフリカランドはボラティリティが高くなる傾向があります。

流動性の高い通貨ペアのメリットと注意点

流動性の高い通貨ペアは、多くのメリットをもたらしてくれます。まず、希望する価格でスムーズに売買できるため、取引のストレスが少ない点が挙げられます。

また、スプレッドが狭いので、取引回数を重ねてもコストが膨らみにくいのも大きな利点です。

さらに、流動性の高い通貨ペアは、様々な機関投資家やプロのトレーダーも活発に取引しています。そのため、テクニカル分析が機能しやすい傾向にあり、チャートから次の値動きを予測するヒントを得やすいと言えます。

ただし、流動性が高いからといって、リスクが全くないわけではありません。世界経済に大きな影響を与えるニュースやイベントが発生した際には、どんなに流動性の高い通貨ペアでも、一時的に大きく値が動くことがあります。

常に最新の情報をチェックし、急な相場変動に備える心構えは忘れないようにしてくださいね。この点で、スワップポイントを重視する取引とは異なる側面もあります。

取引コスト(スプレッド)が低い通貨ペアを見つける重要性

FX取引には様々なコストがかかりますが、その中でも特に重要になるのが「スプレッド」です。スプレッドは、皆さんが取引を行うたびに発生する実質的な取引コストだからです。

スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことは、取引回数が多くなればなるほど、皆さんの利益を大きく左右することになります。

想像してみてください。もしスプレッドが広ければ、取引を始める時点ですでに不利なスタートを切ることになり、利益を出すためにはその分の不利を埋める必要が出てきます。

反対に、スプレッドが狭ければ、より少ない値動きでも利益が出やすくなりますし、短期間の売買(スキャルピングなど)を行う際も、コストを抑えられるため有利になります。

一般的に、ご紹介した「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」といったメジャー通貨ペアは、多くのFX会社でスプレッドが狭く設定されています。取引を始める前には、必ず利用するFX会社のスプレッドを確認し、少しでも有利な条件の通貨ペアを選ぶように心がけましょう

。このスプレッドの差が、最終的な利益に大きく影響します。

FXの通貨ペアに関するよくある質問

FXの通貨ペアに関するよくある質問にお答えします。

FX取引で見るべき通貨ペアの指標は何ですか?

FX取引で通貨ペアの値動きを予測するためには、様々な指標をチェックすることが大切です。特に重要なのは「経済指標」です。例えば、各国のGDP(国内総生産)、消費者物価指数(CPI)、雇用統計などは、その国の経済状況を示すバロメーターとなり、通貨の価値に直接影響を与えます。

また、中央銀行の金融政策発表や、各国要人の発言も非常に注目されます。これらは、金利の動向や将来的な経済政策の方向性を示唆するため、相場が大きく動くきっかけとなることがあります。

日々のニュースや経済カレンダーをチェックして、これらの情報をいち早くキャッチする習慣をつけることが、FX取引を成功させるカギとなります。例えば、米国雇用統計はドル/円に大きな影響を与える可能性があります。

初心者が避けるべき通貨ペアはありますか?

初心者が特に注意し、できれば避けてほしい通貨ペアがいくつかあります。

まずは「ボラティリティが極端に高い通貨ペア」です。例として、トルコリラ/円や南アフリカランド/円といった、いわゆる「高金利通貨」が挙げられます。

これらの通貨は、確かに高い金利差から得られる「スワップポイント」が魅力的ですが、その反面、地政学的なリスクや経済の不安定さから、非常に大きな値動きをすることがあります。予測が難しく、急な暴落などで思わぬ損失を被るリスクが高いため、FXに慣れてから、少額で試すことをおすすめします。

また、取引量が極端に少ない「マイナー通貨ペア」も避けるべきでしょう。流動性が低いため、希望の価格で取引が成立しにくかったり、スプレッドが非常に広かったりするデメリットがあります。豪ドル/円やポンド/円も、時には大きな変動を見せることがあります。

通貨ペアの取引時間はどのように異なりますか?

FX市場は、世界のどこかの市場が常に開いているため、土日を除けばほぼ24時間取引が可能です。しかし、通貨ペアによって活発に取引される時間帯は異なります。

主要な市場は、東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場の3つです。東京市場(午前9時〜午後3時頃)では、日本円が絡む通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/円など)が比較的活発に動きます。

次に、ロンドン市場(午後4時〜午前1時頃)では、ユーロやポンドが絡む通貨ペア(ユーロ/米ドル、ポンド/円など)の値動きが活発になります。

最後に、ニューヨーク市場(午後9時〜午前7時頃)では、米ドルが絡む通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/米ドルなど)が最も活発に動きます。

特に、アメリカの経済指標発表が多い時間帯なので、大きく動くチャンスも増えます。それぞれの市場が開く時間帯は、その市場の通貨ペアにとって値動きが大きくなりやすい傾向があります。自分のライフスタイルに合わせて、取引しやすい時間帯の通貨ペアを選ぶのも一つの方法ですね。

まとめ:自分に合った通貨ペアでFX取引を始めよう

ここまで、FX初心者の皆さんが安心して取引を始めるための通貨ペア選びのポイントと、おすすめの通貨ペアについて詳しく解説してきました。

通貨ペア選びは、皆さんのリスク管理と利益獲得に直結する非常に重要なステップです。まずは、流動性が高く、値動きが比較的安定している「メジャー通貨ペア」から始めるのがおすすめです。

具体的には、「米ドル/円」「ユーロ/円」「ユーロ/米ドル」は、初心者さんでも安心して取引しやすい人気の通貨ペアと言えるでしょう。

また、取引コストとなる「スプレッド」が低い通貨ペアを選ぶことも、長期的に見て皆さんの利益を守るために非常に大切です。高い金利差が魅力の通貨ペアもありますが、リスクも高いため、初心者のうちは慎重に判断するようにしてくださいね。例えば、カナダドル/円や豪ドル/円なども人気がありますが、まずは主要なペアから慣れるのが良いでしょう。

通貨ペアの特性を理解し、ご自身の取引スタイルやリスク許容度に合った通貨ペアを選ぶことが、FX取引で長く成功し続けるための第一歩となります。焦らず、まずは少額からでも、今日ご紹介した通貨ペアでFX取引を楽しくスタートさせてみてください。皆さんのFXライフが実り多いものになるよう、心から応援しています!

著者
Runchaテクニカル分析チーム
チーム紹介ページ

日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト|4大監査法人出身者|TradingViewインジケーター開発者|EA開発者|

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監修者
山中康司

有限会社アセンダント

学歴: 慶應義塾大学卒業

著書: 『FXチャート分析マスターブック FX ボリンジャーバンド常勝のワザ』(2013年12月)

来歴: アメリカ銀行バイスプレジデント → 日興シティ信託銀行為替資金部次長を歴任。・金融コンサルティング会社アセンダント設立。金融リテラシー協会代表理事を務める。



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内田 まさみ ラジオNIKKEI
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経済雑誌多数連載中
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