TradingView(トレーディングビュー)|FX・株・仮想通貨を扱う万能チャート分析アプリ

TradingViewとは(トレーディングビュー)
- 全世界3,000万人が使用する高性能チャートツール&投資Webサイト
- 10万種類以上の豊富なインジケーターでトレード分析が高度にできる
- 無料プランでもほぼすべての機能を利用可能、有料プランもあり
目次
TradingView Inc. が開発する『TradingView』
TradingView HP -常に情報に基づいた投資判断まず準備をして、それから実行しましょう。

TradingView – FX・株価チャート・ビットコイン
初心者にとってシンプルでテクニカル分析のエキスパートにとって効果的なTradingViewには、トレードアイデアの公開と閲覧の為のすべての手段があります。リアルタイム相場とチャートをいつでもどこでもご利用可能です。
TradingViewではすべてのデータが、株価、先物、人気指数、FX、ビットコイン、CFDに直接かつ広範囲にアクセスできる専門のプロバイダーによって取得されています。
TradingViewの魅力(トレーディングビュー)

TradingViewは、ブラウザ上で使えるチャートツールであり、投資の情報が集まるWebサイトでもあります。
Webマーケティングツール『SimilarWeb』のデータによると、TradingViewは2022年6月現在、世界でもっとも人気のある投資Webサイトです。
なぜこれほどの人気があるのか、TradingViewの魅力を紹介します。
TradingViewは多彩な金融商品・銘柄のチャートを表示可能
TradingViewは、FX・CFD・株式・仮想通貨など、さまざまな金融商品に対応しています。
これまで商品ごとに専用のチャートツールを使っていたのが、TradingViewで一元化できるので、金融商品を幅広く取引している人にとってはかなり便利ですね。

またドル円(USD/JPY)一つとっても、FXCMやOANDA、FOREX.comなど、証券会社別に対応しています。
取引所を経由する株式取引と異なり、FXは、FX会社と直接売買する相対取引です。
そのため為替レートは、FX会社ごとに異なります。
その差は1〜2pips程度でごくわずかですが、自分の使っている証券会社を選ぶことで、レートを厳密にチェックできるのはTradingViewの強みです。
TradingViewはPC・スマホ間でスムーズ同期

TradingViewはブラウザ上で機能するほか、パソコン用のデスクトップアプリや、iOS・Androidのアプリでも使用できます。
しかもTradingViewのアカウントを作成すれば、チャートの設定や描画した分析などは、すべてクラウド上に保存されるんです。
そのため同じアカウントでログインすれば、別々の端末でも、同じチャート画面を見られます。
これは、他のチャートツールにはないTradingViewの大きな特徴です。
TradingViewなら、「パソコンで行ったチャート分析をもとに、外出先ではスマートフォンでエントリー」や「スマートフォンから見て気になった相場を、帰ってからパソコンでチェック」など、複数のデバイスを使った取引や分析がとてもスムーズになるでしょう。
また万が一、パソコンやスマートフォンが故障しても、TradingViewのアカウントのIDやパスワードが分かっていれば、別の端末から使用できます。
リスク回避の点からも、TradingViewはオススメです。
TradingViewはレイアウトが自由自在で見やすい
TradingViewが人気を集める理由の1つは、カスタマイズ性の高さです。

カラーテーマは、ライトとダークの2種類が用意されています。

もちろんローソク足や背景色などは、ユーザーの好みにあわせてさらに細かく変更可能です。

インジケーターや描画ツールの色や太さも個別に設定できます。

複数チャートの分割表示も可能です。
これには有料プランへの加入が必要になるものの、画像のとおり多くのパターンが用意されています。

またカスタマイズしたチャート画面は、そのままテンプレートとして保存でき、いつでも呼び出せます。
デフォルトでいくつかテンプレートが用意されているので、まずはこちらを使ってみるのもいいでしょう。
TradingViewはインジケーターが豊富
TradingViewは、100種類以上のインジケーターが標準搭載されています。
さらにユーザーが公開している独自のインジケーターを10万種類以上使えるのも、TradingViewの魅力です。

ユーザーが開発したインジケーターも、標準インジケーターと同様、検索画面から名称をクリックするだけで、簡単にチャート上に表示できます。
導入の流れは、MT4に比べて、かなりストレスフリーです。
しかもPineスクリプトと呼ばれるプログラミング言語を学べば、オリジナルインジケーターも作成できます。
「このインジケーターのココだけ少し変えたい」「複数のインジケーターを1つにまとめたい」など、さまざまなニーズに対応可能です。
「プログラミングなんて分からない……」と思うかもしれませんが、既存のインジケーターを改変するだけなら、それほど難しくはありません。
TradingView(トレーディングビュー)について
TradingViewとは、アメリカ・オハイオ州に本拠地のあるTradingView Inc.が開発している、高機能チャートツールです。
あくまでチャート分析ツールで、MetaTrader4(MT4)のような取引プラットフォームではありません。
そのためTradingView単体では売買できなかったのですが、圧倒的な人気から対応ブローカーが増え、現在では特定の口座と連携させることで、TradingView上で注文・決済も行えるようになりました。
TradingView(トレーディングビュー)の対応端末

引用元:TradingView
Webブラウザ | ○ |
Windows | ○ |
Mac | ○ |
Linux | ○ |
iPhone/iPad | ○ |
Android | ○ |
TradingViewは、Webブラウザで使用できるチャートツールです。
つまりインターネットに接続できるなら、どんな端末でも使用できます。
Webブラウザで使用する場合は、インストールも不要です。
他にデスクトップアプリやスマートフォンアプリもあるので、自分の環境にあわせて、ダウンロードするといいでしょう。
TradingView(トレーディングビュー)で扱える投資商品
FX | ○ |
株 | ○ |
CFD(株価指数・商品) | ○ |
仮想通貨 | ○ |
TradingViewが扱っているのは、FXの通貨ペアだけでなく、株価指数・個別株・CFDなど、世界中の主要な金融商品です。
しかも130以上の証券会社と連携し、リアルタイムのデータを提供しています。
これだけの商品・証券会社のチャートを1つのツールで見られるのは、現時点ではTradingViewだけです。
TradingView(トレーディングビュー)が使えるFX口座

先ほども解説したとおり、TradingViewはチャート分析ツールなので、単体では売買ができません。
TradingView上で売買できる国内FX会社は次のとおりです。
- サクソバンク証券
- OANDA Japan
- FOREX.com
その他、海外も含むTradingView対応の証券会社はこちらをご覧ください。
TradingViewからトレードが行えるブローカー(証券会社)を教えて下さい|TradingViewヘルプセンター
またFX会社の専用ツール内でTradingViewを使える会社として、次のサイトがあります。
一部機能が制限されることもありますが、TradingViewとほぼ同じ形で使用可能です。
- みんなのFX
- LIGHT FX
- ゴールデンウェイジャパン FXTF
- OANDA Japan
- FOREX.com
TradingView(トレーディングビュー)の機能
TradingViewの公式サイトでは、50を超える機能が列挙されています。
そのうち、代表的なものは次のとおりです。
- カスタマイズ可能な12種類のチャートタイプ
- バーのリプレイ
- 決算・株式分割・配当の表示機能
- 100以上の人気の高い内蔵インジケーター
- 10万以上のコミュニティ提供のインジケーター
- 50種類以上のスマート描画ツール
- Pineスクリプト™
- ストラテジーのバックテスト
- ローソク足パターンの識別
- 価格やインジケーター、ストラテジー、描画へのアクティブなアラート
- 経済指標と決算発表カレンダー
- 公開アイデアの投稿
- トレード(特定のブローカーのみ)
TradingViewはアカウントなしでも使えるのか?
TradingViewはアカウントを作成しなくても、インジケーターの表示や描画ツールの使用など、チャートを見るために必要な最低限の機能は利用できます。
ただしこれらの情報は、保存されません。
ブラウザを閉じるとすべてリセットされるので、再表示・再設定の手間がかかります。
TradingViewの魅力である「複数デバイス間での同期」を利用したいなら、アカウント作成は必須です。
またアカウントなしでは、アラートやバーのリプレイなど大半の機能は利用できません。
アカウントの作成自体は無料なので、基本的にはアカウントを作成したうえで利用するのがオススメです。
TradingView(トレーディングビュー)の使い方

TradingViewは公式サイトへアクセスしアカウントを作成するだけで、すべての機能をすぐに利用できます。

こちらがログイン後のデフォルト表示です。
画像のとおり、画面の端にツールや設定がまとめられています。

マウスカーソルを各アイコンに重ねると、説明が表示されるので、初めてTradingViewに触れる人でも各機能を簡単に使えるはずです。
TradingViewの使い方を学べるオススメ本
→『一流のトレードは、一流のツールから生まれる TradingView 入門 ──「使える情報」を中心にまとめた実戦的ガイドブック』のAmazon公式サイトはこちら
TradingViewの各機能について詳しく学びたいなら、『一流のトレードは、一流のツールから生まれる TradingView 入門 ──「使える情報」を中心にまとめた実戦的ガイドブック』がオススメです。
これはTradingView-Japanの監修を受けたガイドブックであり、TradingViewで何ができるのか、網羅的に解説されています。
TradingViewは多機能で便利なツールですが、それゆえに「やれることが多すぎて、どう使えばいいのか分からない」と感じる方もいるでしょう。
しかしこの本が手元にあれば、TradingViewを自分に合う形で最大限活用でき、快適なトレードを実現できるはずです。
TradingViewの使い方を学べるYouTube動画
TradingViewの使い方について動画で見たいなら、TradingView Japan公式チャンネルの解説動画がオススメです。
再生リスト「TradingViewを0から使いこなすために」には、TradingViewの使い方をまとめた動画が30本用意されています。
初歩的な使い方も実際の画面を使って丁寧に説明してくれるので、この動画を見れば、すぐにTradingViewを使いこなせるようになるはずです。
TradingView(トレーディングビュー)の利用料金

TradingViewには、無料プランと3種類の有料プランがあります。
各プランの料金と違いについて、簡単にまとめました。
Basic | Pro | Pro+ | Premium | |
月額料金(2022年9月時点) | 無料 | 14.95ドル | 29.95ドル | 59.95ドル |
一度に表示できるチャートの数 | 1 | 2 | 4 | 8 |
チャートレイアウトの保存数 | 1 | 5 | 10 | ∞ |
チャートごとのインジケーター表示可能数 | 3 | 5 | 10 | 25 |
アラート設置数 | 1 | 20 | 100 | 400 |
利用可能なヒストリカルバー(過去データ) | 5,000 | 10,000 | 10,000 | 20,000 |
無料プランでもほぼすべての機能を使えるものの、表示できるチャートやインジケーターの数に限りがあるので、最低でもProプランに加入するのがオススメです。
TradingView(トレーディングビュー)とMT4・MT5どちらがオススメ?

引用元:MetaTrader4
TradingViewとMT4・MT5どちらがオススメかは、人によって異なります。
TradingViewとMT4・MT5の大きな違いは、クラウド型かインストール型かという点です。
インストール型であるMT4・MT5は、基本的にWindowsでしか利用できず、パソコン・スマートフォン間で同期もできません。
そのため複数のデバイスで柔軟にトレードしたい人には、TradingViewがオススメです。
さらにMT4・MT5では、アラートは起動中しか使えませんが、クラウド型のTradingViewは常時作動します。
チャートを監視できる時間が短く、アラート機能を多用する人もTradingViewのほうが使い勝手がいいでしょう。
しかし逆に言えば、基本的に自宅でパソコンを見てトレードする人にとって、デバイス間の同期やアラートは大きなメリットではありません。
また使用しているFX会社がTradingViewに対応していない場合、チャート分析ツールとは別に、取引用のツールが必要です。
これからFXを始める人で、証券会社に特にこだわりのない方は、TradingViewに対応しているFX会社で口座を開設し、TradingViewでチャート分析とトレード両方を行えばいいでしょう。
しかしTradingView非対応の口座をもちたい人や、すでにMT4・MT5に慣れている人は、本当に移行するメリットがあるのか一度検討してみてください。
TradingViewは無料で始められるので、まずは実際に触って、その機能を確かめてみるのがオススメです。