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指値注文とは?意味を正しく理解しよう【初心者向け金融用語の基本解説】

2022年04月28日 公開 
2023年01月30日 更新

指値注文とは?

指値注文はFXや株取引の注文方法の一つです。どの様な注文方法か詳しくみていきましょう。

指値とは

指値とはFXや株などで売買の注文を出す時に「価格を指定して注文をする」方法です。

指値では現在価格より有利な価格を指定して注文を入れます。

指値が意味するもの

有利な価格で注文を入れるとは、例えば現在の価格が100円だとした場合に99円まで下がったら買いたいというときに「99円に買いの予約注文を入れておく」ことを指します。この99円への予約注文を「買い指値」と呼びます。

逆に101円まで上がったら売りたいというときに「101円に売りの予約注文を入れておく」こともできます。この101円への予約注文を「売り指値」と呼びます。

このように今よりも安くなったら買い、高くなったら売りと現在よりも有利な価格を指定する注文方法が「指値」と呼ばれます。

指値注文とリミット注文

FXなどで使用されるMT4などのチャートソフトでは、指値は「Limit」(リミット)と英語表記されております。

これは表記が英語になっているだけで意味は同じです。

買い指値を「Buy Limit」、売り指値を「Sell Limit」といいます。

成行注文とは?

成行注文もFXや株取引の注文方法の一つです。指値注文とはどう違うのか詳しくみていきましょう。

成行とは

成行とはFXや株などで注文を出すときに、指値の様に価格を指定せずに現在表示されている価格で注文をする方法です。

FXでは表示価格で即時に約定されますが、株取引では注文時に一番近い相手価格との注文が約定されます。

指値注文と成行注文のメリット、デメリット

指値注文と成行注文はそれぞれ重要視しているものが違います。

各注文方法のメリット、デメリットを確認していきます。

指値注文成行注文
メリット希望の価格で取引ができる必ず注文が約定される
デメリット指定レートまで価格が到達しないと
注文が約定されず機会損失となる
現在価格で注文が約定されるため思わぬ高値や安値で
ポジションを持ってしまう恐れがある
重視する
ポイント
有利な価格注文の約定

逆指値注文とは

逆指値注文は指値注文の一つですがすこし使い方が違います。

どの様な注文方法なのか詳しくみていきましょう。

逆指値とは

逆指値とは指値と同じ様に売買の注文を出すときに価格を指定しますが、指値注文が現在価格よりも有利な価格を指定するのに対し、逆指値は「現在よりも不利な価格を指定」して注文をする方法です。

逆指値が意味するもの

不利な価格で注文を入れるとは、例えば現在の価格が100円だとした場合に101円を超えればさらに価格が上昇していくと想定した際「101円に買いの予約注文を入れておく」ことを指します。

この101円への予約注文を「買い逆指値」と呼びます。

逆に99円を割ったら下落していくと想定したときは「99円に売りの予約注文を入れておく」こともできます。この99円への予約注文を「売り逆指値」と呼びます。

このように今よりも高くなっても買い、安くなっても売りと現在よりも不利な価格を指定することが「逆指値」と呼ばれます。

逆指値注文とストップ注文

FXなどで使用されるMT4などのチャートソフトでは、逆指値は「Stop」(ストップ)と英語表記されております。これは表記が英語になっているだけで意味は同じです。

買い逆指値を「Buy Stop」、売り逆指値を「Sell Stop」といいます。

指値注文を入れる位置を考える

有利な価格で注文を入れる指値注文や不利な価格で注文を入れる逆指値注文は、実際の取引ではどの様なところで使われるのでしょうか。

この項目では、うまく使えば機会損失を減らすことや大きな利益を得ることもできる指値注文の使い方を図を使ってご紹介していきます。

今よりも有利な価格で買う「指値」を注文するタイミング

指値を注文するタイミングは、例えば図の様に上昇トレンドに対して調整で落ちてきた値動きが再度上昇していく場所を捉えるイメージです。

この後さらに上昇することが見込まれている時に少しでも安いところから買っていくと考えるといいでしょう。

このまま上がり続けるなら買いたい「逆指値」を注文するタイミング

逆指値を注文するタイミングは、例えば図の様に上昇トレンド発生中に高値を超えてさらに価格が伸びていく場所を捉えるイメージです。

この後さらに上昇することが見込まれている時に価格が伸びやすいところから買っていくと考えるといいでしょう。

現在の価格で直ぐに買いたい「成行」で注文するタイミング

成行で注文するタイミングは、例えば上昇トレンドが発生中でさらに上昇することが見込まれているときに、下がる気配がなく高値を超えるまで待つことも無いような場合や、ボラティリティが高くなることが見込まれ直ぐにでもポジションを持ちたいときに注文を入れます。

指値、逆指値を使ったリスクコントロール

指値と逆指値はポジションを持つだけではなく、損失を限定したり利益を確保したりすることもできます。

ここでは指値逆指値を使ってリスクをコントロールする方法をご紹介していきます。

目標地点に到達した時点で利益を確保する「指値注文を使った利益確定」

指値注文の特性を使って目標地点に到達した時点で自動で決済を行い、せっかく伸びた含み益を減らすことなく利益を確定させてトレードを終えることができます。

例えば100円でロングポジションを持った場合、想定する目標地点が101円ならば保有するポジションに対して決済の売り指値を101円に予約しておけば、価格が101円に到達した時点で自動的に決済され利益が確定となります。

「チャートを見ていない間に一度目標価格に到達後レートが戻されてしまった」という様な状況を防ぐことができます。

ただしデメリットとして、101円よりも価格が上がってしまった時はその分の利益を得ることができないことになります。

資金の全損を防ぐために損失を限定する「逆指値注文を使った損切り」

リスクコントロールとして大事なことは自分の資金を守ることです。

そこで逆指値注文の特性を使って、思惑と逆方向に進んでしまった際に損失が大きくなりすぎてしまう前に決済を行い、損失を確定することで資金が減りすぎてしまうことを限定してトレードを終えることができます。

例えば100円でロングポジションを持った場合、99円50銭を割り込んでしまったら上昇する見込みがないと想定していたならば、保有するポジションに対して決済の売りの注文を99円50銭に予約しておけば、価格が99円50銭に到達した時点で自動的に決済され損失を確定させます。

チャートを見ていない間に大暴落が起きて知らない間に資金が全て無くなってしまうような状況をなくすことができます。

ただしデメリットとして、99円50銭に到達後に価格が戻ってきてしまってもすでに決済を終えているので損失が戻ってくることはありません。

まとめ:指値注文の意味を理解して上手に使おう!

指値注文の一番のメリットは「チャートを見ていなくてもトレードが完結する」ということです。

会社員など兼業でトレードをしている方は日中にチャートを見られることの方が少ないと思います。

せっかく来たチャンスなど、トレードできたはずという機会損失を減らすためにも、指値をしっかり理解して使っていただければと思います。

指値の全てをまとめた記事です。

この記事では言葉としての指値について詳しく説明しましたが、指値についてさらに詳しく知りたい場合は、指値まとめ記事を参考にしてください。

監 修
Runchaテクニカル分析チーム

トレード体験アプリ「Runcha」のテクニカル分析チームが作成と監修をしています。


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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
山中 康司 金融リテラシー協会 代表理事
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