テクニカル分析の解説サイト テクニカルブック
Index

レートの急騰・暴落|窓埋め手法やショック相場を実例解説【FX初心者】

2022年10月11日 公開 
2023年01月30日 更新

チャートを見てみると、ローソク足とローソク足の間に大きな穴があいているのを見つけるかもしれません。

ローソク足の間に大きな空間があるチャート

実は、チャートはさまざまな要因によって、通常時とは違う激しい値動きをすることがあります。

相場の動きとトレーダーの思惑が運良く一致すれば大きな利益を得られる一方で、大きな損失を出して口座破綻につながることもあります。

今回解説するのは、「様子見」もしくは「慎重にトレードすべき」場面です。

実際の取引をする前に、しっかりチェックしてくださいね。

月曜日の窓開けには窓埋め手法で対応

冒頭で紹介した「穴の空いたチャート」は、月曜日に生じやすいパターンです。

為替市場は、土日は休みです。

しかし休日の間に、為替レートに影響を与えるような大事件が起こるかもしれません。

すると1週間の最後の為替レートと、翌週最初の為替レートに乖離が発生します。

この乖離を「」というのです。

ローソク足の間にある大きな空間を窓という

大きな窓が開くと、窓を見たトレーダーが一斉に取引を始めたり決済したりします。

一時的にチャートが荒れることもあるので、基本的には様子を見るべき場面です。

しかし例外として、大きな窓が開いたときに使える「窓埋め手法」があります。

部屋の窓を常に開けっ放しにしておくのは、なんだか落ち着きませんよね。

チャートも同様です。

大きな窓が開くと、今度はその窓を閉めようとすることがあります。

このような値動きを「窓を埋めに行く動き」といいます。

窓埋め手法では、窓を埋めに行く動きを狙って、月曜日の朝一にエントリーします。

開いた窓を埋めに行く動きを狙う窓埋め手法

窓埋め手法は、FX初心者でもすぐに使える手法です。

しかし窓を埋めないこともあるので、想定と違う値動きをしたときには損切りしましょう。

経済指標の発表時には様子見も大切

チャートは、経済指標の発表時に大きく動くことがあります。

経済指標とは、各国の公的機関が発表する物価・金利・景気に関する数値です。

経済状況や社会動向をもとにチャートの動きを予想するファンダメンタル分析を使うトレーダーは、経済指標を注視しています。

発表された瞬間に取引が集中するので、値動きも激しくなりやすいです。

一方、ローソク足やインジケーターなどを使ったトレード手法は、テクニカル分析といいます。

ファンダメンタル分析とテクニカル分析、どちらを使うかはトレーダーの自由です。

しかしたとえテクニカル分析をメインに使うとしても、主要な経済指標の発表日は把握しておきましょう。

数ある経済指標の中でも「雇用統計」と「FOMC政策金利」は、全世界が注目する経済指標です。

この2つの経済指標の発表前後はチャートの動きが荒れやすいので、トレードは控えたほうがいいでしょう。

予測不可能なショック相場

テクニカル分析を用いてもファンダメンタル分析を用いても、チャートの動きを予測できないことはあります。

為替レートは経済指標の発表だけではなく、災害や銀行の倒産、要人発言などさまざまな出来事の影響を受けるからです。

想定外の大きな値動きがあった相場は、「ショック相場」と呼ばれます。例えばこれは、阪神淡路大震災のドル円チャートです。

阪神淡路大震災のドル円チャート

誰でも一度は耳にしたことのあるリーマン・ショックももちろん、為替レートに大きな影響を与えています。

リーマン・ショックのドル円チャート

ショック相場に遭遇してしまったときは、「運が悪かった」と諦める潔さも必要です。

損失が広がらないよう、事前に損切りの逆指値注文を入れておきましょう。

チャートが大きく動いているのを見るとつい、「動いた方向にトレードしていれば、爆益が出ていたのに!」なんて思ってしまいますよね。

しかし逆のケースも想像してみてください。

含み損がどんどん広がっていって、これまで積み上げた利益を一瞬で失ってしまうかもしれません。

チャートが荒れやすい場面ではトレードを控えて、大切な資産を守りましょう。

このほかFX全般については、こちらの記事で詳しく解説しました。

FXを安全に始め、かつ勝てるようになりたい人は必見です。

監 修
Runchaテクニカル分析チーム

トレード体験アプリ「Runcha」のテクニカル分析チームが作成と監修をしています。


アドバイザリーボード

当サイトでは、バランスの取れた多様で中立的な意見提言を得ることを目的として、各分野における有識者で構成されるアドバイザリーボードを設置しています。それぞれの専門の立場から、ファイナンシャル教育のあり方や、当サイトの運営などについてアドバイスをもらっています。

内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
山中 康司 金融リテラシー協会 代表理事
アセンダント取締役
デモトレードの進化版!過去チャートでFX検証
Runcha-デモトレードの進化版!過去チャートでFX検証
Advan inc.
★★★★☆
ストアで入手
表示
© Technical-book. All rights reserved