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GMMA(複合型移動平均線)12本の指数平滑移動平均線で分析

公開日:2021年5月21日 更新日:2022年3月25日

図解で分かるGMMA 複合型移動平均線の使い方

要するにGMMAとは

  • 短期EMA6本と長期EMA6本で構成される、指数平滑移動平均線の束
  • 短期EMAグループと長期EMAグループの位置と角度によって、トレンドの方向やトレンドの強弱を判断できる
  • 売買ポイントがわかりやすいシンプルなテクニカル分析で、順張り・逆張りトレードに使える

GMMAをアプリで表示

DMM FX

DMM FXのPCツール(プレミアチャート)でGMMAを表示
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Trading View

TradingViewのスマホアプリでGMMAを表示
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TradingViewのPCツールでGMMAを表示
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MT5

MT5のPCツールでGMMAを表示
MT5のPCツールでGMMAを表示

GMMAの種類

GMMAは短期EMA6本のグループと、長期EMA6本のグループで構成されたテクニカル分析です。

ジーエムエムエー” もしくは “ガンマ” と呼ばれます。

GMMAは短期EMAグループと長期EMAグループで、束になった移動平均線を用いて相場分析を行うツールです。

他にGMMAと名のつくテクニカル分析はありません。

MACDやボリンジャーバンドと比べると、マイナーなテクニカル分析ですが、相場の状況やトレンドの強さを視覚的に示すことから、初心者でも使いやすく人気のあるテクニカル分析です。

GMMAの設定値

GMMAは、

  • 必ず短期EMAグループと長期EMAグループで構成される
  • 短期EMAグループ3, 5, 8, 10, 12, 15期間のEMA
  • 長期EMAグループ:30, 35, 40, 45, 50, 60期間のEMA

といった特徴のあるテクニカル分析です。

平たくいうと2つのグループの移動平均線の束であり、時間足によって期間の設定も変わりません。

本数も各グループ必ず6本ずつです。

期間の設定値については一つ一つを覚える必要はありません。

各FX会社が提供しているチャートでGMMAを表示させると、すでにデフォルト値として数値が設定されています。

GMMAは設定値を覚えることよりも、一般的な考え方と、短期・長期EMAグループの位置関係で相場を分析できるようになることがもっとも重要です。

下記にそれぞれ詳しく解説していきます。

移動平均線

“EMA” とは、指数平滑移動平均線と呼ばれ、移動平均線の一種です。
EMAを正しく理解することで、GMMAを正確に知ることができます。
以下の移動平均線の記事でEMAについて詳しく解説しております。EMAについてまだ理解できていない方は、ぜひ読んでみてください。

GMMAの一般的な使い方

GMMAは、短期EMAグループと長期EMAグループの位置関係によって相場の状況を分析していきます。

GMMAは、”相場が現在どのような状況にあるのか => 環境認識” として使うのが一般的な使い方です。

GMMAは、

  • 短期と長期がもつれているとき
  • 短期の拡散したとき
  • 短期が長期を先導し始めたとき
  • 短期・長期の距離が離れ始めたとき
  • 短期が長期に近づく、もしくは交差し始めているとき
  • 短期が長期に近づき、そのままもつれ合うとき

6つの見方があります。

それぞれ詳しく解説していきます。

短期と長期がもつれているとき

レンジ相場で短期EMAグループと長期EMAグループがもつれ合う

★画像挿入【alt:レンジ相場で短期EMAグループと長期EMAグループがもつれ合う】

上の画像では、2つのグループが絡み合って、方向感がない状態を示しています。

上限・下限付近で価格がもみ合い、上昇・下降どちらの方向に行くか判断が難しい状況です。

このような状態の時はレンジ相場であり、トレンド系のテクニカル分析であるGMMAは有効に機能しないことが多いです。

時間が経過するのを待ち、値動きが出始めたのを確認してから、エントリーを検討していきましょう。

短期の拡散したとき

少しずつ短期EMAグループのEMA同士が離れ始めるチャート

★画像挿入【alt:少しずつ短期EMAグループのEMA同士が離れ始める】

上記元画像

上の画像のように、短期EMA同士の距離がない横ばい状態から少しずつ距離が広がり始めた際は、短期トレンドに変化が出てきたと言えます。

横ばいからトレンドが発生し強い値動きになる起点では、必ず通るプロセスです。

短期EMAグループで発生した拡散が長期EMAグループを巻き込み、ローソク足にどんどんと勢いが出ていくことで、強いトレンドが形成されていきます。

トレンドの起点を判断する重要なサインであり、エントリーを検討する時です。

ここで、トレンドの起点でエントリーできた場合には、大きな値幅を期待できます。

しかし、ローソク足に勢いがなかった場合は、トレンドを作れず再びレンジ内に戻ってしまうことがあります。

短期の一過性の値動きに終わり、再び値幅を期待できない相場に戻るということです。

そこから逆行しレンジ相場に戻り、万が一反対側のレンジを抜けてしまうと、大きな損切りを強いられることになります。

したがって、GMMAの短期EMAグループだけを見て、

短期EMAグループ内のEMAの拡散が出てきた = トレンド発生

と判断するのは早いです。

長期短期EMAグループ内の向きやエントリー後の値動きなど、相場のあわせて判断することが必要です。

短期が長期を先導し始めたとき

短期EMAグループが長期EMAグループを先導し始める

★画像挿入【alt:短期EMAグループが長期EMAグループを先導し始める】

上記元画像

上の画像のように短期EMAが長期EMAを引っ張り始めた際は、トレンドが発生したと言えます。

直近の抵抗となっていたところをブレイクし、値動きを止めるために抵抗となるラインは何も無くなる状況です。ですので、時として予想をしないところまでレートが伸びることがあります。

時間の経過と共にトレンドは進行していきます。

トレンド発生後の飛び乗りエントリーは、天井や底を掴む可能性があるのでおすすめできませんが、短い時間足での押し目を確認できた場合には、エントリーを検討しても良いでしょう。

短期・長期の距離が離れ始めたとき

短期EMAグループと長期EMAグループの距離が離れ始めるチャート

★画像挿入【alt:短期EMAグループと長期EMAグループの距離が離れ始めるチャート】

上記元画像

上の画像では、短期EMAグループ内のEMAの拡散が始まり勢いがつき、長期EMAグループ内のEMAも傾き、トレンドに勢いがついてきている状況を示しています。

上昇トレンドの場合、上からEMAが、

3, 5, 8, 10, 12, 15期間の6本EMA(短期EMAグループ)

30, 35, 40, 45, 50, 60期間の6本EMA(長期EMAグループ)

と並び、

下降トレンドにおいては、上から

60, 50, 45, 40, 35,  30期間のEMA(長期EMAグループ)

15, 12, 10, 8, 5, 3期間のEMA(短期EMAグループ)

この順番になった際に、上昇・下降トレンドが完成したと言えます。

すでに開いてしまったあとというのは、後追いということになるので注意が必要です。

順番の入れ替えが完了しEMA同士が開いている場合は、次の値動きを待つようにしましょう。

また、短期間で一時的に短期EMAグループが長期EMAグループの距離が、トレンド方向に大きく離れることがあります。

短い期間で大きな値動きが発生している状態です。

トレンドの起点でエントリーできた場合は、一つの手仕舞いのポイントと捉えるのも良いでしょう。

短期が長期に近づく、もしくは交差し始めているとき

短期EMAグループに長期EMAグループに近づき、反発しているチャート

★画像挿入【alt:短期EMAグループに長期EMAグループに近づき、反発しているチャート】

この画像では、トレンドが出ていて、押し目をつけるために短期EMAグループと長期EMAグループ同士の距離が近づいている状況を示しています。

言い換えると、短期EMAグループが一時的にトレンドと逆行し、長期EMAグループに近づいているということです。

例えば、1時間足チャートの短期EMAグループが一時的に逆行している場合、5分足・15分足チャートでは長期トレンドとは逆方向の強めのトレンドが発生していることが多いです。

下降トレンドの場合、1時間足チャートの短期EMAグループが一時的にトレンドと逆行して、少し上がってきている場合、ちょっとした押し目のように見えます。

1時間足チャートでは大きな流れである長期トレンドに沿っているので、あくまで “ちょっと” した押し目程度にしか見えません。

しかし、時間足を短くして5分足・15分足といったチャートで見ると、強めの上昇トレンドが発生していることになります。

短い時間足では逆張りのようになるので、少し怖さを感じる方もいるかもしれません。

しかし、短期EMAグループが逆行していく時点では、まだ長期EMAグループは上もしくは下を向いています。

ここで短期トレンドが長期トレンドに打ち克つ強い力がないと、トレンドを転換させることはできません。

力が弱いと長期EMAグループが短期EMAグループを跳ね返し、再びトレンドは継続していきます。

次の画像で示したチャートのように、短期EMAグループが一時的に逆行しても長期EMAグループを抜け切らない限りは、トレンド継続と判断して良いでしょう。

短期EMAがすべて抜け切らないので、トレンド継続

※画像挿入 【alt:短期EMAがすべて抜け切らないので、トレンド継続】

上記元画像

短期が長期に近づき、そのままもつれ合うとき

下降トレンドからもつれ始めるチャート

※画像挿入 【alt:下降トレンドからもつれ始めるチャート】

上の画像で示しているのは、トレンドが転換するときに発生するGMMAの動きです。

トレンドを引っ張っていた短期EMAグループの勢いが弱くなり、徐々に長期EMAグループとの距離が近づいてきて、反発することなくもつれ合います。

その後レンジ相場を形成し、また次のトレンドが発生していきます。

この次のトレンドというのは、

上昇トレンド→下降トレンド

下降トレンド→上昇トレンド

のように、必ずしも反対方向のトレンドが発生するわけではありません。もみ合って行き先を探した末に、

上昇トレンド→レンジ相場→上昇トレンド

下降トレンド→レンジ相場→下降トレンド

同方向のトレンドを形成することもあります。

次の画像で示したチャートでは、「上昇トレンド→レンジ相場→上昇トレンド」の流れになっています。

※画像挿入 【alt:上昇トレンド→レンジ相場→上昇トレンドと続くチャート】

上記元画像

上昇トレンドが一旦落ち着き、次のトレンドが出ていない状況なので判断が難しいです。

GMMAを用いたトレードには適していないので、次の値動きを待った方が賢明かもしれません。

ちなみに、GMMAを用いての相場分析ではローソク足はあまり関係がありません。チャートにローソク足がなくても分析することができます。

GMMAではあくまで、

  • 短期EMAグループ
  • 長期EMAグループ

の位置関係によって分析を行います。

特にレンジ相場時には、12本のEMAとローソク足とも絡まり合い、非常に見づらくなります。

そういったときは、ローソク足を非表示にして、よりシンプルに見ることを心がけましょう。

Trading Viewでローソク足を消したチャート

※画像挿入 【alt:Trading Viewでローソク足を消したチャート】

上記元画像

上の画像のように、MT4やTrading Viewではチャート上からローソクを消すことができます。ぜひ状況に応じて使ってみてください。

ローソク足については、このあと説明する、

GMMAが示す売買ポイント

で、ローソク足とGMMAの位置関係を考慮することが重要となります。

GMMAが示す売買ポイント

GMMAが機能しているチャート

※画像挿入 【alt:GMMAが機能しているチャート】

上の画像は、GMMAが有効に機能しているチャートです。

こういったチャートにおいてGMMAが示す売買ポイントは、

  • レンジブレイク時の順張り
  • 短期EMAグループが長期EMAグループに近づいた時の戻り売り、押し目買い
  • トレンドの転換時

この3つのポイントがあります。

それぞれ詳しく解説していきます。

レンジブレイク時の順張り

レンジの下限を割って下げが加速するチャート

※画像挿入 【alt:下限を割って下げが加速するチャート】

上記元画像

上の画像では、レンジブレイク時に順張りを行うイメージを示しています。

これは、短期EMAグループと長期EMAグループがゴールデン・デッドクロスをし、直近の高値・安値を割り込み、短期EMAグループが長期グループEMAを完全に抜けたときに仕掛ける手法です。

さきほど、GMMAを用いての相場分析ではローソク足はあまり関係ないといいましたが、エントリーのポイントではGMMAの短期グループが長期グループを完全に下抜けしたことを確認し、ローソク足の実体で安値を割ると根拠は強まると思います。

ゴールデン・デッドクロスが発生し、レンジブレイクによって高値・安値付近にあった損切りを巻き込み、短期EMAグループが長期EMAグループを先導して作り出すトレンドに乗ることを期待します。

トレンドの起点を狙ったエントリーではありませんが、勢いがつき始める前に仕掛けることで、大きめの値幅が狙える手法です。

この手法の注意点は、レンジ相場を抜け切らないと再びレンジの中に戻ることがある、ということです。

相場では、レンジを抜けきらずに再び上限と下限をいったりきたりし始める場合もあります。

結果的に底での売りポジションや天井の買いポジションを掴むことになってしまった、という展開は避けなければなりません。

この手法では、思い通りに相場が動かなかったときのシナリオを立てておくことが必要です。逆行したときには早めに損切りするなど、対策を考えておきましょう。

損切りをすることで、次のチャンスに備えることができます。

どのような値動きになったら損切りを考えるか、必ずシナリオを立ててから、エントリーを行うようにしましょう。

短期EMAグループが長期EMAグループに近づいた時の戻り売り、押し目買い

短期EMAグループが長期EMAグループに近づいているチャート

※画像挿入 【alt:短期EMAグループが長期EMAグループに近づいているチャート】

上の画像では、短期EMAグループが長期EMAグループに近づいた時に戻り売りを狙うポイントを示しています。

これはGMMAを使った手法の中で、もっとも利益が狙いやすい手法です。この手法では短期EMAグループの逆行によって、押し目や戻りを十分に確認した上で、エントリーをしていきます。

ここで理想的なのは、短期EMAグループが近づくも長期EMAグループの抵抗に勝てずに跳ね返される展開です。

長期EMAグループが抵抗となり、短期EMAに打ち克ち、再度トレンド方向へと走り始めることを期待します。

この手法では、複数の時間足で根拠が確認できた際にエントリーすることで、より精度の高いトレードができます。

例えば、次の画像のように強い上昇トレンドで1時間足の短期EMAグループが逆行して下げてきた相場があったとします。

1時間足チャート上昇トレンドの押し目買いポイント

※画像挿入 【alt:1時間足チャート上昇トレンドの押し目買いポイント】

上記元画像

下げてきて、ローソク足が長期EMAグループに差し掛かってきた際、反発を期待してすぐに買いエントリーをしたくなるところですが、ここは一歩立ち止まって5分足などの下位足を確認するようにしましょう。

1時間足が逆行しているので、5分足では大きな下降が見られるはずです。

下の画像は1時間足チャートと同時刻の5分足チャートです。トレンド転換のタイミングを測るために、5分足チャートではMACDも同様に表示させました。

5分足チャートの底でMACDのゴールデンクロス

※画像挿入 【alt:5分足チャートの底でMACDのゴールデンクロス】

上記元画像

このとき、5分足が勢いよく下げているのであれば、エントリーを控えます。

5分足が安値付近で複数回止まった(ダブルボトム、トリプルボトム、三尊など)とき、もしくは5分足でのGMMAのゴールデンクロスが確認できたとき、MACDのMACDラインとシグナルラインがクロスしたときなどは、エントリーサインとなります。下位足でも根拠が発見できた際にようやく買いエントリーを行う、ということです。

こうすることで、

  • 1時間足での長期EMAグループに差し掛かった時の抵抗
  • 5分足での反転を示唆するサイン

2つの押し目買いの根拠によって、理にかなったトレードを行なっているということになります。

相場では戻しを十分に待つことで、有利な場所でエントリーできます。

なぜ有利な場所と言えるかというと、もし万が一エントリー後にレンジ相場になってしまったとしても、底・天井掴みは回避できることが多いからです。

予想が外れてしまった場合でも、損切り幅を抑えることができることができ、次のエントリーチャンスにつなげることができます。

単純に短期EMAグループが長期EMAグループに近づいたので、買い・売りエントリーをするというだけでは、勝率が安定しないでしょう。特に初心者のうちはポジションを持ちたいあまりに、飛び乗りエントリーをしがちです。きちんと下位足での反転サインを確認した上でエントリーを行うことを心がけていきましょう。

MACD

  • 移動平均線を応用した、精度の高いインジケーター
  • 移動平均線の収束と拡散をグラフ化し、エントリーポイントを明確に示す
  • トレンドの方向性や転換点を示す

トレンドの転換時

上の画像で示しているのは、トレンドが終わり、もつれ合った後に発生するトレンドの起点を狙ったトレードのイメージです。

ここでは、短期EMAグループと長期EMAグループのゴールデン・デッドクロスが発生したことを起因にエントリーを検討します。

レンジ相場でもみあった末に発生するトレードの起点には、必ずゴールデン・デッドクロスが最初に発生します。ゴールデン・デッドクロス発生後に値動きに勢いがつくことで、トレンドへと成長していきます。逆張りに近い手法であり、トレンドの起点を掴み乗れた際は、大きな値幅を狙うことができる手法です。

この手法で避けるべきなのは、ゴールデン・デッドクロス発生後に再度もみ合いに戻ってしまう展開です。ゴールデン・デッドクロスをしてもトレンドを支える買い・売りの強い力がないと、トレンドへと成長していきません。

そのようなことを避けるために、この手法でも他のテクニカル分析や、他の時間足でも根拠が確認できると効果的です。

例えば、次の画像のように、1時間足でデッドクロス発生した際に、5分足でも同様にGMMAを表示させてみましょう。

1時間足チャートでデッドクロス発生

※画像挿入 【alt:1時間足チャートでデッドクロス発生】

上記元画像
5分足で押し目をつけているチャート

※画像挿入 【alt:5分足で押し目をつけているチャート】

上記元画像

5分足が押し目をつけて今にも落ちようとしているのが、以下の点からわかります。

  • 1時間足チャートGMMAのデッドクロス発生
  • 5分足チャートGMMAで、長期が抵抗となり短期を跳ね返している

この2つの根拠を持ってエントリーするということです。2つの根拠があるということは、それだけサインを見て仕掛けるトレーダーが増えるという意味にもなります。多くの人がエントリーする方向に仕掛けることは、FXでは基本となる考え方です。

GMMAの注意点、懸念点

GMMAを用いてトレードをする上での注意点、懸念点は2つあります。

  • どんな相場でも、長期トレンドに逆らったトレードをしてはいけない
  • GMMAはレンジ相場では判断が難しい

それぞれ詳しく解説していきます。

長期トレンドに逆らったトレードをしてはいけない

長く続くトレンド

※画像挿入 【alt:長く続くトレンド】

前の項では、GMMAを用いた手法を3つ紹介してきました。

3つの手法の中では、GMMAの長期EMAグループの向きに逆らったトレードをすることはありません。

例えば、上の画像のように長期EMAグループが下向きの場合、通常は買いを狙うことはないわけです。

順張り・逆張りの手法を紹介していますが、どの手法においても、長期EMAグループに逆らったトレードを行うことはありません。

上昇なら上向き・下降なら下向きに仕掛けるのが順張りの手法で、長期EMAグループが横ばいの時にトレンドが発生することを期待して仕掛けるのが、逆張りやトレンドの起点を狙う手法です。

もし長期EMAグループに逆らったエントリーを行おうとしている場合は、どこかで手法を間違えている可能性があります。

慣れるまでは、エントリー前に長期EMAグループの向きを確認し、方向性を間違えていないか確認をするようにしましょう。

レンジ相場では判断が難しい

行き先が定まらないチャート

※画像挿入 【alt:行き先が定まらないチャート】

GMMAはトレンド系のテクニカル分析です。

高値と安値を行ったり来たりするレンジ相場では、誤ったサインを頻発するのでおすすめできません。

上の画像のようなレンジ相場においては、レンジを完全にブレイクするまで待つなど、次の値動きを待つようにしましょう。

ただ、前の項で紹介したように、短期EMAグループが長期EMAグループを抜けてすぐのときでは、どうしてもレンジ相場内でのエントリーになります。

トレンドの転換時

下降トレンドのチャート

※画像挿入 【alt:下降トレンドのチャート】

上記元画像
下降トレンドの起点だが、現時点ではレンジ相場のように見える

※画像挿入 【alt:下降トレンドの起点だが、現時点ではレンジ相場にように見える】

上記元画像

上の画像1つ目を見てみると、短期EMAグループが長期EMAグループを抜けたところが下降トレンドの起点となっています。

しかし、画像2つ目のように短期EMAグループが長期EMAグループを抜けてすぐのタイミングでは、レンジが続きそうにも見える状況です。

この事例ではうまくレンジを抜けてトレンドが発生しましたが、レンジ抜けを期待したのに再びレンジ内に戻ってしまうケースも考えられます。

そのような状況になった際には、損失が大きくならない内に建値で逃げるなどして、なるべく被害が小さい内にポジションを手仕舞いし、次のチャンスに備えるようにしましょう。

GMMAの成り立ち

発案者 Daryl Guppyと出版された本

※画像挿入 【alt:発案者 Daryl Guppyの似顔絵】

◆可能であれば、発案者Daryl Guppyの似顔絵をお願いいたします

GMMAは ”Daryl Guppy”というオーストラリアのトレーダー兼アナリストによって開発されました。

2004年初版で出版された「Trend Trading: A seven step approach to success」詳しく解説されており、そのわかりやすさから初心者から上級者トレーダーまで使われています。

GMMAとは、”Guppy Multi Moving Average” の略で、日本では ”複合型移動平均線” とも呼ばれています。

GMMAでは、短期線は投機家の短期の売買動向、長期線は投資家による中長期の売買動向を分析することができます。

現在ではデイトレードから長期トレードまで、幅広い時間軸でのトレードに活用されているテクニカル分析です。

GMMAの豆知識

GMMAは比較的マイナーなテクニカル分析であり、日本国内で設定できるFX・証券会社は限られています。

もともと発案者の”Daryl Guppy”は、株式取引に応用できる手法としてGMMAを発案したようですが、以下の大手3大証券会社

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券

では、設定することができません。

“GMMAはEMAの集まりなので12本移動平均線を設定すれば代わりになるのではないか” と考えられますが、ほとんどのFX・証券会社では移動平均線は最大3本までしか設定できません。

日本国内では、設定できる会社は限られています。

ですので、GMMAを使って取引をする際は、Trading ViewやMT4のチャートを使うと良いでしょう。

特にTrading Viewはダウンロード不要でブラウザから利用できる、高機能なチャートです。

世界中の多くのトレーダーに使われていて便利な機能が満載ですので、ぜひ普段から触れていくことをおすすめします。

GMMAの用語

  • EMA
  • 短期EMAグループ
  • 長期EMAグループ
  • ゴールデンクロス
  • デッドクロス

GMMA類似のインジケータ

なし

GMMAが使えるFX/証券会社/仮想通貨取引所

GMMAは、以下のFX会社、証券会社、仮想通貨取引所で使用できます。

マイナーなテクニカル分析のため、使える会社は少なめです。

【FX会社】

  • DMM FX(スマホ対応はしていない)
  • GMOクリック証券(GMO FX neoで表示可)
  • 外為オンライン

【証券会社】

なし

【仮想通貨取引所】

  • GMOコイン(全81種類あるようですが、GMMAはウェブサイト上では確認できませんでした。申し訳ございません)

GMMAはMT4で使えるか

EMA12本ををMT4で表示させたチャート

※画像挿入 【alt:EMA12本をMT4で表示させたチャート】

GMMAはMT4ではデフォルトで設定されていません。

MT4でGMMAを使う場合には、12本分のEMAを表示させるか、ファイルをダウンロードできるサイトから入手する必要があります。

上の画像のように12本分のEMAを1本1本表示させても良いですが、時間もかかるので、面倒な方はダウンロードするのが手っ取り早いです。(※ダウンロードは自己責任で行ってください)無料でダウンロードでき、一度設定するとずっと使えるので、GMMAを使った手法をお考えの方は、ぜひチャートに表示させてみてください。

以上、今回はGMMAについてを詳しく解説してきました。

GMMAはMACDやボリンジャーバンドに比べると、あまり知られていないテクニカル分析ですが、その使いやすさから、多くのトレーダーの手法に組み込まれています。

移動平均線について理解ができていれば、すぐに使えるテクニカル分析ですので、FXトレードで良い結果が得られていない方は、ぜひ手法に組み込んで、過去チャートで検証してみてはいかがでしょうか。

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