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FXで勝つための資金管理|2%ルールとマーチンゲール法【FX初心者】

2022年10月20日 公開 
2023年01月30日 更新

多くのFX初心者を悩ませるのがレバレッジのかけ方、つまりは取引する通貨量の決め方です。

自分に最適な通貨量はいくらなのか、はっきり分かれば嬉しいですよね。

許容できる損失額をもとに通貨量を決めるのは、分かりやすいやり方です。

今回はそれをさらに深堀りした「2%ルール」と、上級者向けの「マーチンゲール法」を紹介します。

より戦略的に資金を管理したい人は、ぜひ参考にしてください。

1回のトレードの損失を資金の2%までに抑える2%ルール

2%ルールでは、1回のトレードの損失を資金の2%までに抑えられる通貨量でトレードします。

2%ルールは、『投資苑2』や『ラリー・ウィリアムズの短期売買法』などの有名な書籍でも推奨されているルールです。

機械的に通貨量を決めることで、無茶な通貨量のトレードによる大損失を防げます。

また2%程度の損失なら、今後のトレードで取り返せる可能性も残っていますよね。

そのため、損失によるトレーダーの精神的な負担も減るでしょう。

2%ルールの使い方

2%ルールに基づく通貨量の決め方は、次のとおりです。

  1. 許容できる損失の額を計算する
  2. どこで損切りするかトレードシナリオを立てる
  3. シナリオどおりに損切りした場合の損失額が許容範囲内に収まるよう通貨量を決める

例として、資金が10万円の場合を考えてみましょう。

1.許容できる損失の額を計算する

許容できる損失の額 = 資金10万円 × 2% = 2,000円

2.どこで損切りするかトレードシナリオを立てる

2%ルールを使う場合は、エントリーだけではなく決済のシナリオも事前に立てておかなければなりません。

ここでは1ドル=100円で売り、101円まで上昇したら損切りするとします。

3.シナリオどおりに損切りした場合の損失額が許容範囲内に収まるよう通貨量を決める

101円まで上昇した(1円逆行した)場合の損失額が2,000円を下回るように通貨量を決めます。

通貨量の算出方法は「損失の額÷為替レートの変動幅」です。

通貨量 = -2,000円 ÷ (100-101)円 = 2,000通貨

つまり資金が10万円の場合、1回のトレードにおける最適な通貨量は2,000通貨未満です。

2%ルールでは、エントリーの時点で損切りのタイミングも決めておかなければなりません。

あらかじめ損切りポイントを定めておくことで、「いつまでも損切りできずに含み損が拡大していく」というFXのよくある失敗も防げます。

そのため2%ルールは、FX初心者におすすめのルールです。

負けるたびに通貨量を増やすマーチンゲール法

マーチンゲール法では、トレードで負けるたびに通貨量を2倍に増やします。

次のトレードで負けた場合も同様です。

マーチンゲール法は、もともとはギャンブルの手法でした。

リスクの高いルールに思えますが、どんなに連敗しても最後に1回勝てば損失を取り戻せるようになっています。

マーチンゲール法の使い方

マーチンゲール法のルールは次の2つです。

  1. 1回のトレードにおける利益と損失の額を同じにする
  2. 損失が出たら通貨量を倍に増やす

マーチンゲール法では、1回目のトレードの通貨量に関する決まりはありません。

ただし勝てるまで何度もトレードしなければならないこともあるので、あまりに多い通貨量は適さないでしょう。

ここでは、1ドル=100円で1,000通貨をトレードした例について見てみます。

利益確定または損切りの額は、どちらも1,000円とします。

この場合、10回トレードしたときの累計損失や総損益は次のとおりです。

トレードの回数発注量累計損失(A)勝ったときの払い戻し(B)勝ったときの総損益(B-A)
1回目1,0001,0001,000
2回目2,0001,0002,0001,000
3回目4,0003,0004,0001,000
4回目8,0007,0008,0001,000
5回目16,00015,00016,0001,000
6回目32,00031,00032,0001,000
7回目64,00063,00064,0001,000
8回目128,000127,000128,0001,000
9回目256,000255,000256,0001,000
10回目512,000511,000512,0001,000

どんなに損失がかさんでも、1回勝てば総損益はプラスになることが分かります。

FXでは口座破綻さえしなければ、利益を得るチャンスは再びやってくるでしょう。

ただしマーチンゲール法では、1回勝つまでの累計損失に耐えうる量の資金が必要です。

例では、10連敗したときの累計損失は100万円を超えます。

損失を取り戻す前に資金が尽きると、マーチンゲール法は成り立たなくなります。

そのためかなり上級者向けのルールではありますが、資金が続く限り決して負けません!FXに慣れて一定の勝率をキープできるようになったら、ぜひチャレンジしてみてください。

このほかFX全般については、こちらの記事で詳しく解説しました。

FXを安全に始め、かつ勝てるようになりたい人は必見です。

監 修
Runchaテクニカル分析チーム

トレード体験アプリ「Runcha」のテクニカル分析チームが作成と監修をしています。


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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
山中 康司 金融リテラシー協会 代表理事
アセンダント取締役
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