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【初心者向け】FXで利益を出すための効果的なやり方と5つのポイント!

2023年04月22日 公開 
2023年05月10日 更新
【初心者向け】FXで利益を出すための効果的なやり方と5つのポイント!
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  • FXで利益を出す効率のいいやり方ってあるの?
  • FXで大事なポイントってなに?
  • FXってお金なくなるって聞いたことあるけど

どんな仕事でもそうですが、大きく利益を出すための「やり方」というものが存在します。

多くの場合、それは特別なことではなく基礎的なことであることがほとんどです。

それはFXにおいても同じです。

FXで利益を出す効果的なやり方は「ルールを徹底し失敗の元となることを極力削ること」です。

「そんなことはわかっている」と感じた方もいるでしょう。

しかし「知っていることと出来ているということは違う」のです。

もしまだ損益がプラスになっていないのであれば「知っているだけ」ということです。

この記事ではFXで利益を出すための効果的なやり方を「出来るようになるためには」と言う視点で解説していきます。

FXで利益を出すための効果的なやり方とは

FXはギャンブルではありません。

正しいやり方で運用することで利益を効果的に出すことができます。

まずはどのようなものがあるのか簡単にみていきましょう。

様々な注文方法を使いこなす

様々な注文方法を使いこなそう

FXには為替を売買するための様々な注文方法が用意されています。

用意されているということはそれぞれの注文方法に意味があり効果的に使う方法があるということです。

効果的に利益を出すためにはそれぞれの注文方法を理解しておくことが必要です。

基本的なルールを設定しておく

FXの取引をする際は、ポジションを保有する場合や利益の確定、損失の確定の条件など基本ルールを設定しておきましょう。

その時々によって細かいルールの裁量判断はあるにしても、大まかな基本ルールを決めておく必要があります。

感情的な取引によってFXをギャンブルにしないためにも必要な事です。

失敗の元を極力削る

FXは投資ですのでお金が増えるだけではなく、失敗してお金がなくなってしまうリスクを抱えています。

しかし、ほとんどの失敗はご自身の管理によって防ぐことができます。

FXによる失敗の元をどれだけ削ることができるのか。

効果的に利益を出すためには必要なことです。

効果的なやり方① 様々な注文方法を使いこなす

FXの取引に用意されている様々な注文方法を理解していきましょう。

その場で売り買いができる「成行注文」のほかにも便利な注文方法がいくつかあります。

似たような言葉で表現される場合や、英語表記にするとこんがらがることもありますので、理解できるまで何度も読み返しましょう。

チャートを見ていなくても注文が約定する「指値注文」

指値注文

注文方法のひとつである指値注文は「現在よりも有利な値を指定して注文をいれる」取引方法です。

例えばUSDJPYの現在のレートが130.500だとします。

あなたは今後レートが上昇すると分析していますが今のレートでは少し高く感じており、すぐには買いたくありません。

もし130.000までレートが落ちてきたらその時は買いたいと考えていますが、仕事もありチャートを見続けることができません。

そんな時に「指値注文」を利用します。

130.000に買いの指値注文を入れておけば「レートが到達した時点で自動で注文が約定」されます。

チャートの前に張り付いている必要がない便利な注文方法です。

また、指値注文は利益確定の決済にも使用できます。

買いでポジションを持っている場合、レートがどこまで上がったら決済するのかを売りの指値注文で予約をしておきます。

するとチャートを見ていなくても「レート到達時に自動で決済が行われて利益が確定」されます。

英語表記される取引ツールでは買いの指値注文を「Buy limit」、売りの指値注文を「Sell limit」、利益確定の指値注文を「TP(Take Profit)」と表します。

指値注文の特徴と注意点は次の通りです。

  • 現在よりも低いレート(有利なレート)に買いを指定できる
  • 現在よりも高いレート(有利なレート)に売りを指定できる
  • 保有ポジションの利益確定をする決済レートを指定できる
  • 指定レートに到達した時点で自動で注文が約定する
  • 指定レートに0.1pipsでも届いていない場合は約定しない

チャートを見ていなくても損切りができる「逆指値注文』

逆指値注文

注文方法のひとつである逆指値注文は「現在よりも不利な値を指定して注文をいれる」取引方法です。

あえて不利な価格を指定できる理由のひとつは、損失を限定し資金を守るためです。

例えば先ほどUSDJPYを130.000のレートで買いポジションを予約しました。

このポジションが約定された場合、レートがそのまま上昇すれば問題ありません。

しかし思惑とは裏腹にレートがどんどん下がってしまった場合、損失が膨らんでいきます。

その損失を自身が許容できる金額で抑えるために「あえて不利なレートに決済注文を入れ損失を限定する」注文方法です。

例えば130.000で買いの注文を入れるが「もしレートが129.500を下回ったら許容できる損失額を超えるのでポジションを損切り決済する」のような使い方です。

チャートを見ていない時に急変動が起きてしまっても損失を限定できるので、ポジションを持ったら逆指値注文は必ず入れておきましょう。

逆指値注文のもうひとつの使い方としてトレンドについていく際の注文方法として利用できます。

例えばUSDJPYの現在レートが130.500だとします。

あなたは今後、レートが上昇すると分析していますが直近の動きは前回の高値に到達したことで停滞しており、短期的にどちらに動くか分かりづらい状況です。

しかしトレンドは上昇方向なのでそのままブレイクしていく可能性もありますが、仕事もあるのでチャートを常時監視できません。

そんな時に逆指値注文を利用します。

高値を超えた130.600に買いの逆指値注文を入れておけば、高値をブレイクし「レートが到達した時点で自動で注文が約定」されます。

こちらの注文方法もチャートの前に張り付いておく必要はありません。

英語表記される取引ツールでは買いの逆指値注文を「Buy Stop」、売りの逆指値注文を「Sell Stop」、損切りの逆指値注文を「SL(Stop Loss)」と表します。

逆指値注文の特徴と注意点は次の通りです。

  • 現在よりも高いレート(不利なレート)に買いを指定できる
  • 現在よりも低いレート(不利なレート)に売りを指定できる
  • 保有ポジションの損失確定をする決済レートを指定できる
  • 指定レートに到達した時点で自動で注文が約定する
  • 指定レートに0.1pipsでも届いていない場合は約定しない

利益は伸ばすだけ伸ばして確保する「トレール注文」

トレール注文

トレーダーとはわがままなもので「利益は極力伸ばしたいがレートが戻り始めてもある程度の利益は確保したい」と考えます。

言葉だけ聞くと贅沢な要望ですが、それを叶える注文方法はあります。

それが「トレール注文」です。

トレール注文とは「含み益がある状態になると逆指値注文がレートに追従する」注文方法です。

例えばUSDJPYを130.000で買い、129.700に損切りの逆指値注文を入れました。

これをトレール注文で「30pips上昇するごとに30pips逆指値注文を切り上げる」と指定したとしましょう。

その後価格が上昇しレートが130.300になった時に129.700に設定した逆指値注文が30pips繰り上げられ、130.000に自動的に再設定されます。

さらにレートが上昇し130.600に到達した時点で逆指値注文は130.300に繰り上げられます。

この流れを繰り上がった逆指値注文にレートが引っ掛かるまで延々と繰り返してくれます。

効果的なやり方② 基本的なルールを設定しておく

FXで利益を効果的に出す方法は「いかに大きな損失を出さないか」に尽きます。

トレーダーが出す大きな損失のほとんどは「感情による取引」です。

感情がどれだけの影響を及ぼすのか、しっかりと理解して自分自身のトレードルールを設定しておきましょう。

トレードの基本ルール

トレードルール

トレードルールを決めましょうと言われても、何を決めたらいいのかピンとこない方がほとんどです。

ここでは一般的なトレードルールを簡単に紹介しますので、まずはこれを参考に自分自身のルールを設定しましょう。

資金管理

1日の損失は口座内証拠金の5%までしか許容しない

一度に準備する資金は、預貯金の20%まで

月の損失額が口座内証拠金の30%を割ったらその月はトレードしない

取引時間

勤務時間中はトレードしない

落ち着いてチャートを見れる時間しかトレードしない

NY時間が始まってからしか取引しない

取引頻度

ポジションを持っていいのは1日1つまで

買い取引をした日は売り取引はしない

売り取引をした日は買い取引はしない

相場の状況

トレンドが出ていない時はトレードしない

トレードしていいのはレンジ相場の時のみ

売買タイミング

ローソク足が移動平均線より上にある時は買いしかしない

RSIが0付近の時はトレードしない

チャートを開いて10分以内はトレードしない

損切りと利確

根拠となるラインを割ったら必ず損切り

直近の高安値に到達したらかならず利確

ポジションを持ったら必ず逆指値を入れる

その他

ひとつひとつのトレード記録を取る

損切り後は1時間トレードしない

基本ルールを決めることのメリット

トレードの基本ルールを作るのは正直、面倒臭いものです。

しかしこれを決めておくことで大きなメリットが得られます。

感情で取引することがなくなる

大きな損失のほとんどは「感情による取引」だとお伝えしました。

  • なんだか上がりそう
  • なんだか下がりそう
  • さっきの負けを取り返そう
  • このあと戻るはずだ

これらは全て感情です。

人間ですので、こう感じてしまうことに問題はありません。

問題なのはこのような感情をもったままトレードをしてしまうことです。

それではいずれ大きな損失に当たってしまいます。

しかし、トレードの基本ルールをしっかりと決めておくことで「感情による値頃感での取引」はなくなります。

チャート分析時間が短縮ができる

トレードの基本ルールが決まっているということは、どのようなトレードをするかが決まっているということです。

毎回同じ分析を行うので時間効率が良く分析にかかる時間を短縮することができます。

自分の勝ちパターンが見えてくる

毎回同じルールで取引をするので「どのような相場なら勝ちやすいか」というデータを取ることができます。

どんな相場なら自分のトレードルールが勝ちやすいかが分かれば、必然と資金は増えていきます。

トレードルールを決めた後は

トレードルールを決めたとしてもそれを守らなければ意味がありません。

「ルール以外の取引は禁止すること」を必ず守りましょう。

またルールを決めていても感情が邪魔をすることもあります。

自分は大丈夫と思わずに次のことは必ず実践しましょう。

逆指値注文(損切り)は必ず入れる

逆指値注文はチャートを見れない時はもちろん、チャートを見れている時でも必ず入れましょう。

人間の心理的に「資金がマイナスになる行為を自分自身で決行する行動」は難しいです。「もしかしたらこのあと戻るかもしれない」という心理に邪魔をされて損切りができないことで資金を飛ばしてしまうトレーダーが後を断ちません。

効果的なやり方③ リスクを極力削る

リスクを想定して対策する

FXで利益を出すために必要なことはルールを守る他に「失敗の元を極力削っておく」ことです。

FX取引でありがちな失敗の元とは

  • レバレッジのかけすぎ
  • 感情による取引
  • 急変動への未対策
  • 理解不足

などです。

どのように対策をすればいいのでしょうか。

失敗の元を削るための5つのポイント

FXでありがちな失敗をなくすためには次の5つを意識するといいでしょう。

  • レバレッジは適正に抑えること
  • ポジションを持つことを目的としない
  • 値動きの激しい通貨を選ばない
  • 経済指標時は取引を避ける
  • ちゃんと勉強をしてから取引する

それぞれ解説していきます。

レバレッジは適正に抑えること

レバレッジは正しい使い方をすれば「少ない資金で大きな利益を出すことができる」資金効率のいい方法です。

しかし、大きく利益を出せるということは「大きく損失を出してしまう」とも言い換えられます。

レバレッジが25倍までかけられるからといって、ギリギリの証拠金で取引をしてはすぐにロスカットされてしまいます。

証拠金を多めに用意したり、ロットを抑えるなど「レバレッジを適正に抑えて」使うことで全損という失敗をなくすことができます。

ポジションを持つことを目的としない

FX取引を始めてしばらく経つと「ポジションを持っていないと稼げない」と感じてしまうことがあります。

大きな動きがあったときは「持っておけばよかった」という感情が出てくることもあります。

これを放っておくと「ポジションを持つことが目的」となってしまい、自己都合な分析をしたりこじつけた取引を始めてしまいます。

そんな分析では勝てるはずはありません。

ポジションを持つ時は「本当にルールに従っているか」今一度自問してみましょう。

値動きの激しい通貨を選ばない

値動きの激しい通貨は一気に稼げるチャンスではあります。

しかし、一気に資金がなくなる可能性も十分にあります。

特に初心者のうちは値動きに慣れていないので「急変動が起こった時に思考が停止」してしまいがちです。

みるみる減っていく自分の資金に対して「損切りすることもできずロスカットを待つだけ」となってしまいます。

ある程度の経験を積むまでは値動きの比較的緩やかな通貨を選ぶようにしましょう。

経済指標時は取引を避ける

経済指標発表時はレートがどちらに動くのかは「プロの投資家でも100%当てることはできません」

スプレッドも広がりトレーダーとしてはかなり不利な状況となります。

FXは一か八かのギャンブルをしているわけではありません。

どちらに動くかわからない重要な経済指標の発表時は保有しているポジションを決済し、新規取引は避けるようにしましょう。

ちゃんと勉強をしてから取引をする

FXは手軽に始められることからあまり勉強をせずにリアルトレードを行ってしまう方を多く見かけます。

片手間で取引をして稼げるのだとしたら「FXをしていない人はいない」世の中になるでしょう。

稼ぐためにはそれなりの勉強や検証の時間がかかります。

まずは基本的なことを人に聞かれても答えられないことがないようにすることから始めてみましょう。

基礎がなければ長期的に稼ぐことは難しいと理解しておきましょう。

まとめ:FXはやり方を押さえれば利益は出せる!

FXは「正しいルールを決めてルール通りに取引」をすれば利益を出すことは難しくありません。

多くの失敗の原因は感情やその時の値頃感でトレードをしてしまうことでの「自分自身で招いた失敗」なのです。

この記事ではFXの効果的なやり方をお伝えしてきました。

  • 有利な取引ができる注文方法を使いこなし
  • 決められたルール内で正しく取引をし
  • 失敗の元を極力削る

これを押さえておけば資金は増えていくでしょう。「早く稼ぎたい」「簡単に儲けられる」などと考えずに「投資としてFXを考える」ようにしましょう。

監 修
Runchaテクニカル分析チーム

トレード体験アプリ「Runcha」は、テクニカル分析チームが監修を行っています。これまでにFXおよび仮想通貨初心者向けの学習アプリを開発し、累計100万ダウンロードを突破。「Runcha」はデモトレードの進化版を目指し、トレード練習の概念を一新します。経験豊富な専門家の協力の下、分かりやすく正確な情報を提供しています。


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内田 まさみ ラジオNIKKEI
日経CNBCの番組パーソナリティ
経済雑誌多数連載中
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